農経しんぽう2018年1月1日号に2018年 年頭所感が掲載されました! |
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09日 1月 2018
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無人化・自動化の商品開発
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有光工業株式会社 社長 有光 幸紀
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと、 心からお慶び申し上げます。旧年中は格別なご高配を賜り厚くお礼申し上げます。本年も何卒宜しくお願いいたします。
昨年を振り返りますと我が国経済は、政府が推進する各種政策や経済対策の効果等により、雇用所得環境の改善から個人消費は持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。ただ、過去に比べて賃金や消費の伸びは緩やかで実感なき景気回復が続いております。
一方、海外では米国における景気回復や中国での景気の持ち直し等により、全体として景気は緩やかに回復したものの、 北朝鮮問題やヨーロッパ各国の選挙で中道右派の躍進や英国のEU離脱問題等あり先行き不透明な状況が続きました。
2018年の経済情勢につきまして、世界経済は、米欧が堅調に推移し、中国も政策効果によって持ち上げられ、 緩やかな拡大が続き、我が国経済も、消費が増税前の水準となり、省力化投資を中心に企業の投資意欲が増すなど、 内需が本格的に増加しつつあります。
このような経済情勢のなか、当社では従来の稲作市場農家に加えて畑作・施設園芸・花卉園芸市場への開拓強化や 大規模施設ハウス向けに防除の自動システムの提案を行い、防除作業の軽減、省エネ商品等、 環境に優しい商品を提案して参りました。
総人口の減少に伴い、今後さらに農業従事者人口の減少が進む中、 戸数の減少と就業者の高齢化により労働力不足は深刻で、農産物の品質向上と生産性向上、コスト削減が不可欠であり、 「無人化・自動化」をキーワードとした商品開発に取り組んで参ります。
また、一昨年より発足しました施設畑作専門部隊は、地区と作物を絞り集中的に実演を行い、その結果、 露地野菜向けとして安定走行出来るクローラー式の静電ノズルを搭載したハイクロブームスプレイヤーを拡販することができました。今後も低コスト農業、作業の軽減化を図る新商品の開発に全力で取り組む所存でございます。
お陰様で当社は平成29年9月に創業94周年を迎えることが出来ました。今後も、さらに全社員一丸となり、頑張って参る所存です。
一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、新年のご挨拶と致します。 |